№16特別保存刀剣鑑定書 刀 無銘 則重 NORISHIGE MUMEI
¥5,500,000価格
特別保存刀剣鑑定書
刀 無銘 則重katana mumei norishige
法量
刃長/67.6cm 2尺2寸3分強 反り/1.2cm
元巾/3.0cm 元重/0.7cm
先巾/2.32cm 先重/0.55cm
登録証
鳥取県 第26124号
形状
造り/本造り
帽子/大丸に金筋、稲妻入る
肌/大板目肌密に詰み地景、地沸付、冴えた肌具合に湯走り掛り島刃混じり写り立ち見事也
刃文/湾れ調に互の目混じり、丁字も入る
国越中、鎌倉時代元亨(1321年)古刀最上作、正宗十哲の一人として挙げているが、現在の研究で弟子ではなく正宗の兄弟子と言われている。
呉服郷の呼称があり室町時代の刀剣書「喜阿弥本」に述べられている新藤五国光門下説の妥当性が高く、むしろ正宗とは相弟子とみるべきと述べている。
作風は正宗に類似するが鍛肌に特色があり同工独特の肌合を呈し、この点を古伝書では「鉄こしらいの上手なり。肌は一体ならず」と評している。
則重在銘は二振りあり国宝に指定されている。無銘は重要文化財に指定されている逸品である